脚本 書き方。 SAVE THE CATの法則まとめ!面白い脚本の書き方②(テーマの提示・セットアップ編)

脚本の書き方

脚本 書き方

ここでは脚本の書き方の中でもごくごく基本的な方法を説明していきます。 これを読めば、基本的な映像表現の基礎が分かります。 これから脚本を書いてみたいと考えている方は参考にしていただければ幸いです。 僕はシナリオ・センターに10年近く在籍していました(そのうち4年くらいはサボっていたのでカウントから外します)。 実質5年少々を通学して学んできました。 なおシナリオ・センター独自の手法に関しては詳述しません。 興味がある方は直接学んだ方が僕に聞くより正確です(笑)。 と言っても関連書籍を読めばほとんど書いてあるんですけどね……。 実際僕もまだまだ、勉強中です。 これからプロの脚本家を目指す人は、一緒に学んでいきましょう。 [ad co-1] Contents• 脚本の書き方には定められたルールがない 実は、脚本の書き方にはルールや決まりはありません。 なぜなら国家資格でもないし免許制でもないので、きちんと決まったルールがないのです。 だからプロの脚本家はみなさん、けっこう自分の好きな書式で書いています。 なぜ決まった書式がないかと言えば、 脚本の完成が最終目的ではないから、でしょう。 最終的に映像が撮影できて編集が終われば完成です。 制作途中の脚本がどんなルールで書かれようとあまり関係ないんです。 要は映像が撮れればオッケーですから。 脚本家が書いてそれを監督やプロデューサーが読んで検討する。 内容が理解できれば何の問題もないわけです。 と言っても、大まかな約束ごとはあって、さすがにそれを守っていないと内容が理解できないので制作現場が混乱します。 監督が理解できない脚本はきちんと撮影ができないでしょうし、誤解や齟齬が生じると全然違う映像になってしまうかもしれません。 文字で全てを表現する脚本だからこそ、正確に描く必要があります。 とは言えダラダラと説明文が続くのは無駄ですし、説明だらけの脚本を映像化しても、おそらく面白みにかける映像になる可能性が高いです。 だからこそ、最低限度の基本的なルールはあるのです。 基本的な書き方を知っておくことはプロへの第一歩であり必須のテクニックなのですね。 基本を身につけることがプロへの第一歩 では現場で通用するルールはないのかというと、あります。 プロの方が実際に書いている作品がそれに当たります。 撮影が行われた作品にはどれも共通のルールがあり、それをお手本にすればいいというわけです。 脚本はけっこう売られているものもありますし、雑誌に掲載されているものを参考にすればいいと思います。 僕が売られている脚本を読んで自己流で書いて、あとからスクールで学んでみると、知らなかったこともいくつかありました。 でもそれを知らないからと言って書けないわけではないです。 大事なことは、何が言いたいのかがしっかり伝わる書き方です。 でも、やはり基本的な書式やルールを知っていて書いた方が、いろいろと有利なのは間違いありません。 現在、シナリオコンクールで評価される作品はどれも基本的な書き方がきちんとできているものばかりです。 個性を発揮するのは大事ですが、それもルールができていることが前提になっています。 [ad co-1] 脚本に書く形式は3つの要素からできている 脚本に書く形式は3つ。 柱 ト書き セリフ この3つを駆使して書いていきます。 それぞれを説明していきますね。 柱(読み:はしら) これは場所を指定しています。 今どんな場所に人物たちはいるのか。 どんな場面なのか。 これは本来、シーンナンバーを書き入れるための丸です。 また柱には大まかな時間帯の指定も入れます。 朝や夜など、時間帯によって風景が全然変わりますので、柱で指定します。 要するに、どんな場所で撮影するのかを指定するのですね。 ト書き(読み:とがき) これは説明文です。 具体的にどんなことが起きているかを説明します。 人物の行動を説明するとか、その場所で何が起きているかを説明します。 よく言われるのが、ト書きには映像に映るものだけを書く、ということ。 映像には映らないもの、たとえば『〇〇にとって青天の霹靂である』とか『〇〇は穴があったら入りたいと思った』などと書くのはNGです。 だって、人物の心情や心理は映りませんからね。 もし人物の感情を書きたいなら、それを動きやセリフで表現して下さい。 ちょっと横書きなので分かりにくいですが(ほとんどの脚本は縦書きです。 後で追記予定ですので、とりあえず今はご容赦下さい)、 長いセリフになって3行、4行になっても、以下は一文字分下げて改行します。 でも、これをきちんと自動的にやってくれるシナリオエディターが全然ないんですよね……。 僕はMac使いなので、いちいちWindowsで清書するのが面倒で。 かと言ってブートキャンプでWindowsを立ち上げたりするのは面倒だし、設定が超メンドイのですよ。 ちょっとそこらへんは試行錯誤中です。 おっと話がそれましたね。 セリフにちょっと間を持たせたい場合、『……』を使うと効果的です。 太鳳「お姉ちゃん……」 『……』は、セリフに間を開けるために入れると効果的ですが、入れすぎるとなんだかもたもたしている印象になりますので多用はしない方がいいでしょう。 でもあえて入れすぎる人もいます。 たとえば北川悦吏子さんはやたらと入れるときがあります。 特に恋愛ドラマの時にバンバン使っています。 どれだけ使うかは、書いてみて自分で判断して下さい。 「……」だけで言葉を入れない書き方もあります。 つまりセリフなしで……だけ。 無言で、でも何か言いたそうな感じを出せってことですね。 これって、無言とどう違うの?というと、正直黙ってるのと同じなんですよ。 じゃあセリフなしかというと、あるわけです。 つまり、役者さんに、 『言いたそうだけど黙っている』という演技指示をしているわけです。 ダメじゃないですけど(プロでもけっこう書いています)、これは俳優さんからすると 『ここはあなたの演技でカバーしてね』と言われているようなものです。 実際に演じるのは役者なので、演じる方がどうするかも考慮すべきかと思います。 俳優さんはおそらく拒否しないでしょう。 演技力が抜群に上手な人なら見事に演じてくれますが、そうでもない俳優さんだと適当に流されるかも。 脚本家のあなたはそれでもいいですか?ってことです。 あと、セリフの中に()で説明や補足を付け足す手法が、今は主流になっています。 たとえば、 すず「うん(慌てて手を差し出したけどやっぱりやめて、寂しそうに立ち去り後ろ姿を見せる)」 なんて感じで長々と書いちゃダメってことです。 それはト書きの役割ですからね。 脚本に書くのは基本的にこの3つだけを書きます。 他に、演出上(F・O)とかを使う人もいます。 シナリオスクールで学ぶと、ほぼ禁止されているので書きませんが(笑) これはフェイドアウトの略で、演出上の指定であり脚本では使いません。 フェイドアウトするかどうかは監督が決めることであり、脚本家が指定することではないからです。 まあこのあたりは、監督やプロデューサーが考える領分ということですね。 詳しく書くと、かなーり長くなりますので、追記します。 [ad co-1].

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独学で脚本・シナリオの書き方を学べるサイトまとめ【映画・演劇】

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モンタージュとは何か モンタージュとは、「 別の視点のカットを写すことで、別の意味を待たせたり、作者の思想を伝えたりする技術」です。 カメラの視点を自在に変えられると、どのようなメリットがあるでしょうか。 一例を紹介します。 以下で解説していきましょう。 そのとき、犯人に「犯罪をするのはこれがはじめて」という設定をつけたとします。 さて、これを映像で伝えるには、どうしたらよいでしょうか。 初心者だと、このように書きます。 「俺ははじめてなんだ、1個くらい盗んでばれても、罪は重くない」 セリフの中ですべてを語ってしまっています。 これを「説明セリフ」といいます。 たしかに、セリフの中には状況を説明する要素は必要ですが、安易に使い過ぎると、不自然な印象を与えてしまうのです。 このように、セリフやテロップでわざわざ解説しなくても、「はじめて感」を表現することはできます。 その方法が、「複数視点のカットを用いる」 モンタージュ ということなのです。 つまり、カメラで表現するのです。 だからこそ、汗も流さなければ、手が震えることもありません。 あえて、プロの窃盗犯を描くならば、手慣れた犯罪のシーンを入れる必要があります。 犯罪のプロ集団を描いたブラッド・ピット出演の映画『オーシャンズ11 12、13 』では、うまいカット用いることで人物の特徴をあらわしていました。 このように、セリフにせずとも「映像だけ」で伝えられるものは、出来るだけ映像で表現するのです。 なぜなら、映画とは、「映像表現」であり、その土台となるのが「シナリオ」だからです。 この場合、このカットの役割は、「金正恩は太っている」という情報を伝えるだけです。 別のカットで北朝鮮の飢えている国民を写したとします。 このカットの役割は、「痩せている人が写っている」という情報だけです。 しかし、もしこの2つのカットを連続で動画にしたらどうなるでしょうか。 ・金正恩、ご馳走を食べながら、味にケチをつけている ・やせ細った子供、飢えを凌ぐために万引きしようとしている 視聴者は「金正恩=暴君」、「国民=犠牲者」と捉え、同情を引くシーンになります。 さらに、他国からの援助を全て軍事費につぎ込むカットやシーンを加えれば、ますます思想性は高まります。 ここで言いたい作者の思想とは、「独裁政権の理不尽さ」となります。 あるいは、「民主主義を広めたい」というテーマがあるのかもしれません。 1カットずつバラバラに見ても1つの情報しか持ちませんが、カットを連続させることで、新しいメッセージが生まれるわけです。 そもそもカットとは何か カットとは、カメラ1つが撮影を始めて終わるまでのことです。 カメラがどのように移動しようが、ズームしようが空を飛ぼうが、一度も画面がぶつ切りにならなければ、1カットです。 しかし、人物の顔の正面を撮っていたのに、急に横顔に切り替わったら、これは2カットです。 これは、「カメラの視点が変わった」ということを意味します。 ジブリ作品の場合、1カットの長さはおよそ「5~6秒」でしょう。 カットを短くすることで、テンポよく物語が進みます。 しかし、世の中には、1カットの長さが異常に長い映画もあります。 それが、2017年に作られた『カメラを止めるな!』です。 前半40分弱を文字通り「カメラを止めることなく、1カットで仕上げた」作品となっています。 モンタージュの歴史的流れ 実は、昔の映画はカットがほとんどありませんでした。 映画の歴史をざっくり述べると、以下のようになります。 映画だと、小さな手紙もアップで写せば読めます。 舞台では、小さすぎてわからないのです。 つまり、 映像だと「視線の誘導」によって人物の特徴がよりはっきりしたり、「カットを並べることで、別のメッセージを伝言」できたり、緊迫感や迫力を出せるのです。 「どのような写し方をすると、言いたいことを表現できるか」という技術が、言葉を換えたモンタージュ、というわけです。

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脚本家への一歩目。 シナリオの原稿用紙への書き方 シナリオって、小説などの文章表現と異なり、原稿用紙への書き方にちょっとしたルールがあります。 何でルールがあるのかというと、シナリオは映画やドラマを作るための設計図だからです。 なので、キャスト、スタッフなど撮影に関わる誰が読んでもわかるように書きます。 だからといって、書き方自体が難しいわけではありません。 たった3つの要素を押えれば大丈夫!『ひよっこ』の岡田惠和さん、『おんな城主 直虎』の森下佳子さんなど600名以上輩出のシナリオ・センターが、丁寧に解説。 「シナリオを書いてみたい!」という方は、まず第一歩として、原稿用紙への書き方を確認してくださいね。 コンクールへの投稿もできるようになりますので、脚本家へ一歩前進です。 動画がサクッと確認したい方は、こちらをご覧ください! 「柱」には、場所と時間帯 まずは、「柱」を書きます。 「柱」には、場所と時間帯を書きます。 書き方は、至って簡単。 例えば、表参道の交差点で夕方のシーンを書くとします。 その場合は… まず、マルを書きます。 ここが「柱」だよ、という印です。 〇 次に、場所と時間帯を書きます。 〇表参道・交差点(夕) 時間帯は、朝・夕・夜という感じで書きます。 昼は書きません。 ここは照明さんへの指示です。 これだけです。 こう書いておけば、表参道で夕方の照明を使って、撮影が進みます。 「ト書」には、人物の動作や情景などを書く 「ト書」には、人物の動作やしぐさ、情景などを書きます。 ト書は、原稿用紙3マス下げて書きます。 これは、動画を観ていただく方が、分かりやすいかもしれませんね。 2行目以降も、ト書は3マス下げです。 ト書には、文章力はいりません。 これだけでも、なんか書きやすい気がしますよね。 誰が、何をしているのか、という想像力を発揮してください。 映像表現と呼ばれるシナリオの醍醐味は、ト書にあり!といえるかもしれません。 俳優さんがしゃべるセリフを書く セリフ」は、説明いりませんよね。 俳優さんがしゃべるのが、セリフです。 ライターの腕の見せ所です!「セリフ」を書くときは、まずセリフを言う人の名前を、1マス目から書きます。 こんな感じ。 宮田 次に、カギガッコ「 を書いて、セリフを書いていきます。 こんな感じ。 宮田「あのさぁ……」 セリフが2行以上になった時は、2マス目から書きます。 こんな感じ。 シナリオの書き方は、慣れれば簡単 慣れるまでは、ちょっと書き方は厄介に思うかもしれませんが、慣れれば、どうってことありません。 このシナリオの書き方を守ると、どこが「柱」なのか、どこが「ト書」なのか、どこが「セリフ」なのか、一目瞭然です。 原稿用紙への書き方は、脚本家なら最低限押えておかなくてはいけません。 だって、音楽家が五線譜の書き方がめちゃくちゃでオーケストラに指示なんてできないじゃないですか。 設計図は、見やすく書く。 これ、シナリオを書く上でも大切です。 「シナリオを書いてみたい!」という方も、「コンクールに挑戦するぞ!」という方もシナリオの書き方、これでバッチリです! そのほか、いろいろな技術が知りたい方は 『.

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